宿場探訪サイクリング

主に東日本の街道沿いの宿場を探訪し、浮世絵に描かれた地点探しもしています。ロードバイクでトロトロとうろついて写真を撮っています。

東海道第2弾 掛川宿~三島宿(マンホール・タイル編)

 サイクリング中、ずうっと下を見ているわけではありませんが、対象地点探しの合間に、ふっと息抜きをします。けっこうおもしろいんです。 名所旧跡、市の木や花や鳥のシンボル、市章、名所旧跡等がマンホールの蓋やタイルに凝縮されています。 藤枝の汚水マンホール・中央に市章  市章は、市の花である藤に見られる高潔な気品を藤枝の姿として、永遠に汚れない清潔な市として躍進と発展を遂げることを願い、昭和29年9月…

東海道浮世絵地点探し(2)  掛川宿から三島宿

 広重の描いた東海道五十三次の浮世絵は3種類のシリーズがあり、保永堂版・行書版・隷書版それぞれ視点が異なり、絵も違います。よく知られているのは保永堂版です。きちんと調べてから宿場巡りをすれば、撮影地点探しが大変だけどもっと楽しかったと思いますが、今回は都市化や植生の変化や時間の無駄遣いで見つけるのが大変でした。 なお浮世絵の出典はすべてWikipediaから借用したものです。 26. 「掛川 秋…

“東海道第二弾” お世話になりました

★ 不十分な資料のためスタート直後から確認したいことがあり、やっと出会った地元の人に尋ねたのですが分からず、開店直後の清水銀行に飛び込みました。結局は分からないままでしたが、行員さんは窓口そっちのけで三人がかりで一生懸命に調べてくれました。ご迷惑をおかけしました。どうもありがとうございました。   こんな格好だったら“銀行強盗”か“IS”ですが、ネックウォーマーは使用せず、当然サングラスもヘルメ…

東海道第二弾4日目(終)三島宿~自宅

 朝から小雨が降っています。嫌だと思いながらも、浮世絵の霧を考えると丁度良いと+思考で出発しました。  樋口本陣跡  向かいには世古本陣跡 ここのパン屋さんが有名なのは帰ってから知りました。  後は三島大社をゲットしておけばも、次回の箱根越えも少しは楽になるだろうと思って向かいました。 聞いた事のないサイレンが有線放送のスピーカーから流れています。そして、消防車が次々と私を追い抜いて三島大社に7…

東海道第二弾3日目(3)沼津宿~三島宿

 ほんのわずか旧東海道を外したために一里塚を逃しました。  休憩したコンビニの駐車場で、ポータブル充電器をソーラーパネルで充電しています。 スマホ・カメラ・GPSロガー等便利になりましたが、バッテリーが空になると大変です。特にスマホは。ホテルへの連絡が取れなくなるので最優先でフル充電をします。カメラ機能もあるし。  “是より西沼津領” 三島市が一歩近づきました。  ちょっと寄り道。是非訪れたかっ…

東海道第二弾3日目(2)原宿~沼津宿

 やっと沼津領境にきました。  やっと出会えた人。たこ焼き屋の主人とそのお客さん。 沼津城跡への道を尋ねてしまったので、狩野川を渡ってはダメだと強く言われて・・・。静岡銀行の手前の路地を入るのか。 静岡銀行、静岡銀行と探しているうちに本陣跡を通過してしまいました。  本陣付近の橋 橋を渡らず、この交差点を左折するのが旧東海道です。  上土(かち)町の由来 戦国時代に三枚橋城(後の沼津城)築城の際…

東海道第二弾3日目(1)吉原宿~原宿

 新富士駅から県道396号まで意外に距離があります。富士駅前なら楽なのに、ホテルの関係で新富士になってしまいました。 天気はいいのですが正面の富士山が霞んでよく写りません。  真北に進んだので、吉原宿からかなり東の地点で県道に出てしまいました。しかし、そのまま三島に向かうことにしました。  吉原宿はもともと吉原駅付近にあった(元)吉原宿が1639年の津波によって内陸部に移動して(中)吉原宿ができ…

東海道第二弾2日目(3)丸子宿~府中宿~ホテル?

 江戸方見付跡でいよいよ丸子宿を出ます。見付・木戸・棒鼻といろいろな名称がありますが、すべて宿場の出入り口です。 ★見付・・江戸時代、枡形をもつ城門の外側の門で、見張りの者が置かれ通行人を      監視した所。(大辞林) ★木戸・・もと城塞の出入口,のちに街路,      庭園,住居などの出入口で,屋根がなく,開き戸のある木の門をいう。      (ブリタニカ国際大百科事典) ★棒鼻・・宿場…

東海道第二弾2日目(2)岡部宿~丸子(鞠子)宿

 道の駅『宇津ノ谷峠』(西)でコース確認をしたところ、“つたの細道”を教えてくれました。細い山道のようです。ここは岡部総合案内所お勧めの明治トンネルを計画通り行くことにしました。 宇津ノ谷峠  明治トンネル 入口と出口 宇津ノ谷  明治トンネル出てすぐの両側は崖が迫ってきます。 宇津ノ谷峠説明板  やはり東海道の難所のひとつのようです。 昨日の中山峠ほどではありません。 宇津ノ谷集落の坂を見上げ…

東海道第二弾2日目(1)藤枝宿~岡部宿

 朝になっても足が重いままです。宇津ノ谷峠越えや薩埵峠越えが予定されていてこの足ではと、静岡までの行程に変更して。藤枝をゆっくり出発しました。  昨晩の夜桜を明るい中で見てみました。 見事な桜並木です。    瀬戸川を渡る直前に志太一里塚の板碑があります。隣には秋葉神社の常夜燈。 浜松から静岡まで秋葉信仰がかなり強い感じがします。  瀬戸川橋からみた桜堤       藤枝宿には問屋場や本陣の碑は…

東海道第二弾1日目(2)日坂宿~金谷宿?~ホテル?

 R1をくぐって  一気に上るとR1を見下ろすほどになります。  この急な下り坂を制御できずに自動車が茶畑に突っ込んで崖下に転落したという事故が最近あったと散水作業をしていた農家の方が話してくれました。とにかく急坂なのですが、これが峠越えの第一歩でした。      沓掛案内板で急坂を左折しないと迷路に入り込みます。  足がつってしまい、歩きの始まりです。毎回初日だけは足がつるので、休憩を取りなが…

東海道第二弾1日目(1)掛川宿~日坂宿

 前回、なにこれゴリラに圧倒されて本陣跡も確認せずに終わってしまったので、ここの本陣跡がスタートです。朝一番で新幹線こだま631号に乗り、掛川駅を9時にはこぎ始めましたが、頭も体もちゃんと起きていません。  改めて掛川城を見て本陣跡に向かいました。  本陣跡全体が祭の模擬店のようで本陣通りとはいうもののピンときません。  東番所跡を確認できないまま葛川一里塚に到着。  何か変な感じがしたまま進ひ…

谷津干潟一周

 ブログを中断して3ヶ月経ち、安否の電話が数本入ってしまいました。ご心配をおかけしました。5月に、秘密基地できつい斜面や崖の上り下りをした際に足の親指の爪を傷めてしまい、青黒くなる前に付け根からグラグラになり、サンダル生活になってしまいました。歯槽膿漏の歯のように爪が大きく左右に動きました。動いた時は痛かったです。当然自転車は当分の間お預け状態でした。その後は頻繁に秘密基地で過ごしていました。 …

スマホを使わずボケ防止(3)・実走記録で

 走るだけなら100kmでも200kmでも可能だが、レースをやっているわけではないので、自分の時間をたっぷり使って少しでも行き当たりばったりを楽しんでいる。頻繁に停止して写真を撮り、人と話し、自転車走行だけを考えれば無駄とも思える時間がとても多い。それを見込んで1日60kmを限度に計画を立てている。  地図アプリでコース設定すると誰にでも同じ答えが帰ってくるが、せいぜいその修正で似たり寄ったりで…

スマホを使わずボケ防止(2)・あんな資料で

 コースを覚える目印を頭に叩き込むのはスキー競技やラリーのようだし、写真を撮るのはスタンプラリーやオリエンテーリングのようだし、幾つもの趣味や遊びを同時に取り込んで楽しんでいる。  スキーであれば、“S字→アイスバーン→ストレート→コブ→ゼロース”のように   https://www.ski-tokyo.jp/files/uploads/2018_%E5%BC%B7%E5%8C%96%E8%AA…

スマホを使わずボケ防止(1)・効率悪くても

  浮世絵地点探しをしながら自転車で宿場探訪や史跡巡りするのは、事前の調べが膨大な量になる。それをまとめて資料を作るのも大変だ。でも、時間はたっぷりあってゴロゴロしているよりはマシだと思って楽しんでいる。 コースの資料作りはgoogle map内で何度も走ってみる。そして左右どちらに史跡があるか資料に加える。これだけでも大変だが結構楽しい。座っている時間が長いのが健康には良くないが。 体と脳は使…

【閑話休題】東海道(熱田宿~掛川宿)最新市章クイズ

 名古屋市の市章を知らなかったために、撮り逃しを残念に思いながら市章をしらべてみました。どれもなるほどと思うものばかりです。よくできていると感心しました。 【 問 】今回、旧東海道を走行した名古屋市から掛川市までの市章です。次の市章はどこの市でしょう。         (1)            (2)            (3)            (4)          (5)   …

東海道マンホールとタイル(名古屋市~掛川市)

名古屋市  名古屋市の下水道は、1912年に供用開始 され、80周年を迎える1992年に一般公募でアメンボがイメージキャラクターに決定した。 5社のロゴマークの有無、穴の数0・1・2・4、 耐荷重数値の有無、震災用も設置されているのがすばらしい。同じ図柄で20~30種ありそう。  ○八マークのマンホールを飽きるほど見たが、私設にしては多いなぁと無視してしまった。実は市章だった。○八マークからアメ…

東海道浮世絵地点探し(1) 熱田宿から掛川宿

 広重の描いた東海道五十三次の浮世絵は3種類のシリーズがある。保永堂版・行書版・隷書版それぞれ視点が異なり、絵も違う。よく知られているのは保永堂版である。きちんと調べてから宿場巡りをすれば、撮影地点探しが大変だけどもっと楽しかったと思う。残る走路では活用したい。 なお浮世絵の出典はすべてWikipediaからである。 ★41. 「宮 熱田神事」     熱田神宮の門前町ということから、宮という地…

東海道4日目(終)掛川駅~自宅へ

 ホテルでゆっくり朝食を済ませて、掛川駅までのわずかな距離を走ってたたんで袋詰めをした。時間はたっぷりあるので東海道本線でのんびり帰ろうと考えて、「各駅停車で帰る」とメールを送信した。その後、早く帰ってゆっくり休もうかな・・・と。     新幹線N700系で輪行するのは初めてなので、車両の最後部席のバックスペースに興味があった。ご覧の通りゆったりとしている。リクライニングもOKである。  昨年の…