宿場探訪サイクリング

主に東日本の街道沿いの宿場を探訪し、浮世絵に描かれた地点探しもしています。ロードバイクでトロトロとうろついて写真を撮っています。

今日はサイクリングの日         

 PCの画面の中に『今日はサイクリングの日』と表示されているのに気づいた。 天気もいいし、これからフラッと出かけてくるかな。 しかし、ある用事で家にいる必要があり、出かけようにも出かけられない。 それではと自転車を労おうと輪行袋のチャックを開いて新鮮な空気を与えた。 中山道から帰ってきて整備後に入れっぱなしになっていたので湿気も気になっていた。 塗装のはがれ・傷・錆の確認をしながらスポークを拭い…

日光街道(1日目) 東照宮⇒宇都宮宿 2016.4.8

この4,5日天気が良さそうなので、一昨日、小山と草加の宿泊予約を終えた。早朝の電車に乗るために5時前に家を出た。輪行袋とはいえ、かさばる13.2kgは運びにくい。6:23浅草発の快速は6両編成で後ろ2両が東武日光行きだ。ガラガラだったが、金曜日なので北千住から栃木までは通勤・通学客で一杯になった。8:25に東武日光駅に到着したが、輪行袋を担いだ人がもう一人いた。同じ東照宮でもこちらはそこまでの道…

中山道浮世絵地点探し(1) 塩尻から落合

 広重や英泉の描いた浮世絵は写実的なもの、デフォルメを効かせ過ぎているもの、イメージ的なもの、広告的なもの、感動を取り込んだもの、生活の臭いのするもの、いろいろあるが、それらを微妙に組み合わせながら見事に描いている。広重は情緒あふれる中にも大胆で、英泉は人物を詳細に描きこむ繊細なところに違いを見つけることができる。 どの地点からどの方向をみるとそれぞれの構図になるのか、宿場探訪しながら地点探しも…

中山道塩尻宿⇒落合宿の 起伏        2017.4.19

 ↓塩尻駅↓           本山宿↓                   民宿↓    ↓塩尻宿    ↓洗馬宿        贄川宿↓   奈良井宿↓  鳥居TN↓  探し物をしながら走っているので、スピードは 15km/h そこそこだが、贄川から先は頻繁に歩いている。何のプライドもなく堂々と自転車の押し歩きをする。すでに足がつっていてしばしば休んでいた。それにして塩尻から鳥居峠までだら…

中山道4日目(終)中津川⇒自宅へ      2017.4.15

 6時半に駅前を散歩した。10時の電車までたっぷり時間がある。駅舎で何気なく時刻表を見ると7:40発松本行きがあった。塩尻まで3時間近く掛かるので、午前中に塩尻に着けばゆっくりできるかなと、ホテルに戻って帰り仕度を始めた。  ワンマンの2両編成各駅停車だ。ボックス席に座って通路に荷物を置いた。通学客や旅行客が増えた。降りる客は運転席すぐ後ろのドアから下りるので、うしろの車両から通路を歩いて前方へ…

中山道3日目(5) 馬籠宿⇒落合宿⇒ビジネスホテル 2017.4.14

 馬籠宿を後にして緩やかな下り坂を走ると間もなく、馬籠城跡(丸山城跡)の碑が石垣のうえにあった。城主の木曽氏は信玄に降伏した。  久しぶりの一里塚探しは簡単だった。右には松、左には新たに植栽された榎があってが、新茶屋一里塚探しに夢中になりすぎ、すぐ近くにあったはずの肝心の「是より北木曽路」の碑を見落としてしまった。長い坂で頭がボーッとしてしまったのだろうか。  ここで木曽路は終わり、長い石畳の急…

中山道3日目(4) 馬籠峠⇒馬籠宿       2017.4.14

 急な下り坂が続くと、平坦な道が上り坂に感じて、なんと足までが重くなってしまう。陣場のバス停の十字路の右側に高札場がみえた。ここが旧街道の宿場街だ。  左の角地に「上扇屋」という酒店があり、土産話に「七笑」という純米吟醸を買うことにした。蔵元は木曽福島の銘酒である。  自販機で水分を補給していると台湾から来た新婚さんらしい人が親指を突き上げて「へ~い」と声をかけてきた。同じポーズで応対したら一緒…

中山道3日目(3) 大妻籠⇒馬籠峠       2017.4.14

 暫く進むと石畳の急坂があった。旧道はあまりに直線的に急坂が続くので、舗装された志ん道(新道)は何度も横切るようにくねった道になっている。道のりは2倍以上になるだろう。  男滝・女滝のところに来たが、きちんと見るには50m下りないとならない。嫌だと思いながらもせっかく来たのだからという気持ちが交錯した。とにかく坂がきついし長い。上り坂に逢うと毎回奈良井宿から新鳥居トンネルの坂を思い浮かべる。そう…

中山道3日目(2) 妻籠宿⇒大妻籠       2017.4.14

 観光センターに行ったらどうだろうか。扉は開いていたがひっそりしている。声かけしてやっと係りの人が出てきた。充電させてもらいながら、その間近辺の様子や馬籠宿までの道の状況を説明してもらった。そしてせっかくなので300円で完歩証明希望を届け出た。厚めの経木に何やら印刷されている。馬籠宿の観光センターに提出すれば証明してくれるのだ。30分の充電でどのくらい撮影できるか全くわからないが、先に進むことに…

中山道3日目(1) ホテル⇒三留野宿⇒妻籠宿  2017.4.14

 昨日の8時出発の反省から6時に早めた。気温は2℃。ダムを渡り、鉄道に沿って 十二兼辺りから19号に入った。三留野宿の旧道を使わずひたすら19号で妻籠に向かった。横を走る特急「しなの」はオレンジと黒の塗装で我が愛車と同じ配色。親しみを感じる。  道路は相変わらず片道歩道を行ったり来たりで自転車専用信号もある。平担で走りやすい。妻籠の交差点を左に入るといきなり急な上り坂が続く。  バス旋回場で休憩…

中山道2日目(3) 須原宿⇒野尻宿⇒ホテル   2017.4.13

 さらに進み須原宿に入った。水舟で休み、  目の前の脇本陣を見つけたが、駐車場にあった高級車が大きくアピールしていた。  右隣の家に女性が帰ってきたので、本陣の場所を尋ねた。よく分からなかったようで家から出てきた父親に聞いていた。この父親X氏とはとても気が合って笑ってばかりいた。本陣前で写真を撮ってあげた。「あんたを撮ってあげるのが普通じゃないの、逆だよ。」ということで撮って貰った。今日の泊まり…

中山道2日目(2) 福島宿⇒上松宿⇒須原宿   2017.4.13

 さらに進むと高札場・宿場街になる。    木曽福島駅は本陣のような立派な駅舎だ。  この先一里塚も何も関係なく、上松宿に向かう大変さから19号のトンネル使用に切り替えた。かけはしトンネルが一番緊張したかもしれない。左は通行禁止、右は車道とは段差こそあるが狭い歩道でガードレールはない。出口で振り返ると「歩道はありません」の国交省の看板がある。何か基準を満たさないために歩道扱いできないのだろう。和…

中山道2日目(1) 薮原宿⇒宮ノ越宿⇒福島宿  2017.4.13

 7時に朝食を食べ、8時に出発した。女将さんが大きなおにぎりをパックに入れて用意してくれた。スタートが遅かったことが後々響いてくるのだが、つった足で想像以上の厳しく長い上り坂が待っていたのだ。19号から駅までの下り坂に薮原宿がある。本陣がひっそり建っている。駅近くには一里塚跡があったが、D51の存在が大きすぎてミスマッチって感じ。    この先歩道が右左頻繁に変わる。吉田洞門・山吹山トンネルを越…

中山道1日目(3) 贄川宿⇒奈良井宿⇒民宿   2017.4.12

 もうクタクタである。19号で贄川宿に入ったが、振り返ると関所があったのに、坂を下る気にはならない。余計に上り坂を歩く気にはならないし、日もだいぶ傾いてきた。     資料では奈良井宿まで5km、薮原までさらに8km。もう16時に近い。この先やっと本陣を見つけたが、戻らないと19号に入れない。やれやれ。  まだまだ上り坂が続く。急いで奈良井宿へと気ばかり焦る。押込一里塚跡にも気づかず旧道に入った…

中山道1日目(2) 塩尻宿⇒洗馬宿⇒本山宿   2017.4.12

 塩尻宿は塩尻駅から東にある。  戻ってちょっと上り坂があるが平坦な道が続く。左右に平出一里塚が残る。こんなにはっきりしているのに通り過ぎてしまい。振り返って撮った写真である。  洗馬のあたりからは予想に反してずっと上り坂が続いている。本陣はしみったれていて、これが中山道かと思った。  流していこうと思っても上り坂は続く。日出塩駅を過ぎたところに一里塚跡があったが、どうにか石碑で雰囲気だけは残し…