宿場探訪サイクリング

主に東日本の街道沿いの宿場を探訪し、浮世絵に描かれた地点探しもしています。ロードバイクでトロトロとうろついて写真を撮っています。

東海道2日目(2)赤坂宿~御油宿~・・・~浜松H

 またR1から脇道に入った。本宿駅付近に本宿一里塚跡碑。


 先を急ぐ余り長沢一里塚碑を見落として通過してしまった。気がついたら赤坂休憩所の“よらまいかん”が目の前にある。観光センターと思っていたものだから少々がっかりした。確かに腰掛とトイレはあるが人はいないし二階の浮世絵展示室も立ち入り禁止になっていてイメージとは全く違っていた。赤坂宿の陣屋跡・高札場跡・本陣跡があったが何かパッとしない。

 雨がポツポツ落ちてきた。
次は最短区間の御油宿。たった1.1kmしかない。


 旧東海道で最も美しいといわれる松並木。もっといい場所があったが、振返って撮っておいた。


 御関札立掛場付近に本陣が4つあったようだ。一本奥の道に1つの本陣跡があるらしいが3つは不明のようだ。


 名鉄を越えるところで自転車通行不可の標識が目に入った。脇道に入ったが周囲は広い畑で人はいない。さらに雨が強くなってきた。かなり時間を費やしてR1に出ることができた。計画はここで断念して浜松へ脇を見ずに進んだ。口で息をすると前を走る車のしぶきが口に入るし、速度を落として歩道を走ると水溜りを走る車が水を跳ね上げていく。脇腹攻撃も受けた。どうにか豊橋の市電に会えた。歩道橋の階段の下で雨宿りをしながら休んだ。久しぶりに写真を撮ったが腕が震えていて、写真もまともに撮れない。


 雨が小降りになったところで、安全第一で走りに専念して、碑も探さず、一里塚も探さず、宿場街にも気づかず、予定していた道を無視して、ただひたすら走り続けて、どうにか浜松のホテルに到着した。


後半は走ることしかせず、一番見たかった二川宿を省略したのは残念だったが、服やリュックの防水処理の効果が抜群だったので、何故か気持ちは爽快だった。


これほど長時間の雨中旅行は初めてだった。

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