宿場探訪サイクリング

主に東日本の街道沿いの宿場を探訪し、浮世絵に描かれた地点探しもしています。ロードバイクでトロトロとうろついて写真を撮っています。

高遠絵図紹介

 7月に高遠の下見は済んでいるので、桜の時期以外のサイクリングなら通過して一気に進むことができる。高遠城址に寄るには、下り坂基調の道の途中でまた長い坂を上る必要がある。桜の時期なら2時間かけても鑑賞したい。


美術館で購入した絵葉書をちょっと紹介。


絵の右方外れに高遠城址がある。メイン通りが“ご城下通り”になり、城址から川を渡ってすぐの所が今の高砂、続いて本町になる。中央にある絵が写真に撮った酒蔵だろうか。橋から酒蔵まで5分も掛からないから、この城下町がいかにコンパクトかがわかる。
            高遠城下町絵図(1697)

                                   →高遠城址


 “ご城下通り”の賑わいを描いたものが下の絵巻で、左下に描かれているのが酒蔵だろうか。酒蔵が気になって仕方ない。天秤を担ぐ売り子や馬を引く者、親子連れの者、旅人、中央の看板のような物はなんだろうか。人は特に多くはないが、いろいろな人が行き交うところだったのだろう。
 それにしても、絵巻に描いてある文字が書に疎い私には読めないままでいる。解る方がいたら連絡いただきたい。
               高遠探勝絵巻(1741)


 城下町上空からの視点で描かれて明治になってすぐの絵である。もちろん城はない。
          旧高遠城の遠景(1894)池上秀敏  


            伊那電気鉄道沿線案内(1923)
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高遠藩の内藤氏が甲州街道の江戸郊外に新しく宿を作ったのが今の新宿であり、内藤新宿といわれていた。新宿御苑は内藤氏の屋敷だった。
 小さい時から地元新宿が内藤新宿といわれていたのか気にはなっていた。近所に内藤さんが住んでいたが、藩主の家系だったりして・・・

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