宿場探訪サイクリング

主に東日本の街道沿いの宿場を探訪し、浮世絵に描かれた地点探しもしています。ロードバイクでトロトロとうろついて写真を撮っています。

中山道1日目(3) 贄川宿⇒奈良井宿⇒民宿   2017.4.12

 もうクタクタである。19号で贄川宿に入ったが、振り返ると関所があったのに、坂を下る気にはならない。余計に上り坂を歩く気にはならないし、日もだいぶ傾いてきた。

 


  資料では奈良井宿まで5km、薮原までさらに8km。もう16時に近い。この先やっと本陣を見つけたが、戻らないと19号に入れない。やれやれ。


 まだまだ上り坂が続く。急いで奈良井宿へと気ばかり焦る。押込一里塚跡にも気づかず旧道に入った。やっと人に会ったので、奈良井宿への道を確認した。近道するなら川沿いに進むことだねと近道を教えてくれた。軽トラックに乗っていかねぇかと言ってくれたらもっと良かったけどそれは甘い。直接奈良井大橋に出てほっとしたものの、17時近くで日は落ちている。宿入口は土手に「ならい」の植栽があったが、何か似合わない。袖ヶ浦ゴルフ場入口を思い出してしまう。


 家並みに到着したときは店も閉まっていて、人影は全く無い。家の明かりも無く声もしない。不気味さを感じてしまうくらいだ。「深雪」という店を見つけたくらいで、さっさと走り抜けた。


 鳥居峠を諦めてトンネル歩行決行した成果が出るかと思ったが、すべて歩きで、サドルを跨ぐにも足が上がらない。19時半「民宿・・」に20時近くの到着電話を入れた。来ないのかと思ったといわれながらも、1770mのトンネルを歩き続けた。歩道が狭い。トラックのスピードと風圧がすごい。臭い。トンネルを出たときはすっかり暗くなっていた。写真は感度上げすぎの感じ。200m先には「民宿・・」の看板に明かりが見えて安心した。緩やかな下り坂だかずっと歩いて到着した。風呂・食事・就寝。足がつってのた打ち回った。

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